第二の故郷 こおりやま

第二の故郷 郡山に来ています。

郡山で一番高いビルからの本日の写真です。1枚目中央奥に長年お世話になった大学が見えます。

この街に越したのは平成2年のことで今から30年弱も昔のことになります。

あの頃の郡山はセブンイレブンが夜11時に閉店する本当に何もない南東北の田舎でした。

もちろんamazonや楽天、ケータイもない頃です。

郡山駅前に今はともにない丸井と西武がありましたが、ヨドバシもモルティもありませんでした。

でも箱庭のようなコンパクトな手に届く距離に生活のすべてがあり、東京とは違った便利を感じたのをおぼえています。

あの頃の本当に何もなかった自分を受け入れてくれたのが郡山でした。

しかし、少し郡山の生活に慣れてきた夏のはじめに事故は起きました。

地方紙一面に乗るような車の事故でした。

先日、掃除の最中に事故車の写真を見つけました。事故直後の光景は脳裏に焼きついています。

メチャメチャな車、まったく動かない友人、身体中の痛みと止まらない出血でどんどん染まっていく服「きっと死ぬなぁ、コレでやっとすべて終わるな」と考えたのが最後の記憶です。

その後、太田西の内病院の集中治療室で意識を取り戻すことになります。

今まで計3回事故で救急車のお世話になりましたが、その度に死を意識しました。

でも不思議と今も生きています。こんな自分でも神様が「生きろ」と導いてくれたのでしょうか。

あの時ダメだったら...と時々考えます。

今夜は郡山の夜空を見ながら、昔のことを静かに考えたいと思います。